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2017年11月13日 (月)

<こどものいびき>と矯正治療

shine昨日は東京まで矯正の勉強に行ってきました。日曜診療をお休みしてご迷惑をおかけしました。

4時に起きてカレーと煮物を作って、5時半過ぎの新潟行に乗り、新幹線で東京へbullettrain!いろいろ考えることの多い勉強会でした。<上顎前突の治療時期>について、講師の先生も言及されておいででしたが、私も同じ考えでした。

上顎前突の治療についての小児期の治療の必要性の有無についてです。

成人になってからやればよい。と画一的に言えない症例があることは、明白だと思います。今日は、初診時にお母様から≪無呼吸を疑うようないびき≫についてもご相談があった上顎前突症例をご紹介します。

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初診時は8歳0か月でした。前歯の歯肉の状態にご注目ください。口呼吸が顕著な場合、このように歯肉が肥厚(ひこう)したりします。

____01082011_151648下からみたかみ合わせの状態です。前歯が咬合に参加していません。この時は、バイオネーターという取り外しタイプの装置を使用しました。____01082011_163417


初診時の状態です。ずいぶん下顎が後退して咬みこんでいました。

下のレントゲンは、装置使用から4か月後のものです。前歯のかみ合わせ、奥歯のかみ合わせの変化をご覧ください。

初診時に、大学病院のいびき、歯ぎしり外来についてもご紹介したのですが、結果として「いびきについては心配なくなった。」とのことで、受診されなかったとのことです。

下顎の過度な後退が気道を狭めていた可能性があります。矯正装置の使用によって、下顎が前方に誘導されました。

かみ合わせの位置は、装置使用後も大きな変化がなく、安定して維持されました。

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バイオネーターは、開業してからお二人にしか使用していません。機能的な装置の使用の効果については、多くの論文が出ています。様々な論文を読むのも、矯正歯科医の仕事の一つで、より無駄のない治療をしていく上ではとても大切なことです。

この患者様にはバイオネーターが最適と判断して装置を制作しました。設計にずいぶん悩んだのを今でも覚えていますflair

Ⅰ期治療終了後、歯の凸凹の治療のために、上下ともに2本の抜歯を行いⅡ期治療を行いました。

現在は全ての装置撤去して保定期間に入っています。歯肉の状態が落ち着いた今月装置撤去後のレントゲン、写真撮影を行う予定です。

ブラケット装置を撤去した時、とても嬉しそうで、私も「大きくなったな~~。」と、なんだか小さかった頃のことを思い出してうっかり泣いてしまいそうになりました。

矯正治療については、一般的に少し贅沢なものであるとか、見た目を直すためのもの、といったような間違った認識もあると感じます。

本来、<矯正治療はより健康になるための治療>であるべきだと私は考えています。

きちんと、全ての歯が機能的にかみ合う。毎日自分の歯を大事にして歯磨きする。くいしばらないように、ストレスをためないように、気を付けて優しい気持ちで生活する。口呼吸の原因を除去し、鼻呼吸する。

その結果として、より健康で、笑顔でいられたらいいですねsun

昨日は、ご飯を作っていたら遅刻しそうになってなぜか札幌の学会に行った時と同じ服装で東京へ行ってしまい・・・。どうしようか?と思いました。東京は暖かかったですcoldsweats01

今週も楽しいこといろいろ見つけつつ、元気にいきましょ~~!

(尚、今回ご紹介した症例は院内新聞<さつき野通信 vol.7>でもご紹介しておりますのでご覧ください。)

それではまた(^^)/

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